2014/08/19

EDWARDÉCRUS             Romantic “9/4/5 ” Tie


 
EDWARDÉCRUS 9/4/5Tie 大剣センチ、ネック(大剣/小剣の折り返し地点)センチ、小剣センチ、のきわめてオーセンティックなタイです。先週末、今季秋冬の最新オリジナルタイが完成いたしました。毎回早々にストック・アウトしますので、ご興味の方は早めにご連絡ください。
 
写真は、シリーズ一部でバーガンディ系(淡いピンク、淡いライラック、淡い・濃いワインレッド)です。一般定価¥¥27,000、クライアント価格は通常通り¥21,600です。メイド・イン・日本。デザイン・カットも一切妥協せずオリジナルで型から起こしています。もし既製品で多少高くても気に入ったタイがあったら、自分自身でデザインしようとは一切考えなかったはずです。
 
同じ理由で、ついに腕時計(理想的なドレスウォッチ:定価20万円前後)もオリジナル企画製作を始めています。積年の思い晴らさでおくべきか、と。テーラーの側から見た、ビスポーク・スーツに究極にフィットするドレスウォッチのお手本を作ります。
 
ちなみに20万円の定価設定であれば、必要最小限の機能があって、スーツ・スタイルに完璧すぎるほどフィットする完璧なドレスウォッチが(余裕で)できます。それを、きっちり証明してみせようと思います。
 
いやいや、もしかすると10万円前後でも十分かもしれませんよ。時計に注ぎ込む予定の予算が余った方は、Gentleman's Voyage にでも旅立ってください。ぜひ世界中を旅して見識を深める、人生を深く愉しみ・味わう体験の足しにしてくださいませ。
 
さて、話題はネクタイに戻りますが、たとえばトム・フォード氏がケント公(プリンス・マイケル・オブ・ケント)の太くて男らしいタイのあしらいに影響を受けていることや、ブルックス・ブラザーズにいたラルフ・ローレン氏がナロー・タイの流行に耐え切れずウィズの広いタイを作ってブランド・デビューしたように、幅広タイはブランドの方向性を暗示しているように思えます
 
さらに、当世シャツの色事情ですが、ロンドンのセントジェームズ界隈やメイフェア界隈の新興・古参の紳士たちを見るに、単色の淡いブルーというよりも、色見本C/M/Y/Kでいうところの、CシアンにMマゼンタが加わったテイスト、つまり淡いブルーに効かせで赤が混じったりの、淡いラベンダー・トーンの淡いブルーが新しい定番になりつつあります。
 
エドワードでも創業当時から赤系やピンク系は好きで多用してきましたが、これが装いにどのような効果をもたらすのでしょうか?アメリカの東海岸のキャンパスから発生したIVYテイストを感じさせる単色の淡いブルーは、ややもすると単調になりがちなのです。しかしながらこれにラベンダーを加えることで、ヨーロッパ的な陰影が滲み、ロマンティックな色気が加わります。ざっくり表現すると、首元がしっとりとシックなあしらいでキマります、といったところです。
 
経験的に、アドヴァイスとしては、静かに内省的にエネルギーを集中させたい時はネイビー系で装うことをおススメします。一方、しっとり外向きにゆっくりエネルギーを振り向けたい時はバーガンディといった感じです。ロマンティック、メランコリック。バーガンディにはそんな雰囲気もあります。ラベンダー・ブルーはその両面を持った陰影のある色。最強かもしれません。
 


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